汗をかくと臭くなる気がする・・・・。
何でそうなるのでしょう。汗と臭いの関係についてここではまとめて行きたいと思います。
みなさんも運動を長くしていて、汗の種類が変わる瞬間があるのを体験したことがあるのではないでしょうか。
実は汗のでるところって2種類あるんです。それをわかりやすく書いているのが下図です。
図1 皮膚と汗腺の解剖図
汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。それぞれに汗の性質や汗を出す仕組みが異なります。
エクリン腺は全身のほとんどに分布しています。主に体温調節のために汗を出す汗腺で、分泌される汗は無味無臭です。
一方、アポクリン腺はカラダの限られた部分にあり、特にワキの下に多く分布。独立して皮膚に開口しているエクリン腺と異なり、毛根に開口部があります。
アポクリン腺から出る汗は白く濁っていて、脂質やタンパク質などニオイのもととなる成分を多く含んでいます。もともとはフェロモンの役割をはたしていたともいわれています。
ちなみに、辛い物を食べたり、暑いときに出る汗はエクリン腺からでて、アポクリン腺からは、有酸素運動などでじわじわカラダを温めたときにでるんです。