お香の効能

みなさん。おはようございます。日曜日の朝起きて皆さんはまず何をしますか?朝のルーティンが人それぞれあると思います。僕は以前もご紹介した通りテレワークをするようになって、朝のルーティンとして、部屋の掃除が終わったあとに、お香を焚くようにしています。お香は日本では、お茶で茶道があるように香道という形で、室町時代から継承されています。京都では香道の中でも聞香体験ができるところもあります。

香十徳

以前もご紹介しましたが、古からお香に秘められた不思議な力、「香十徳」という言葉があり、その効能がまとめられています。占いとか日本人はこういった分類して名前を付ける才能が高いのだなあと思いますね。

感格鬼神(感は鬼神に格る) 感覚を研ぎ澄ます
清浄心身(心身を清浄にす) 心身を清浄にする
能除汚穢(能く汚穢を除く) 汚れや穢れを取り除く
能覚睡眠(能く睡眠を覚ます) 眠気を覚ます
静中成友(静中に友と成る) 静けさの中で友となる/孤独感を癒す
塵裏偸閑(塵裏に閑を偸む) 多忙時に心を和ます
多而不厭(多くして厭わず) 多くても厭きない
寡而知足(寡くして足れりと為す) 少量でも芳香を放つ
久蔵不朽(久しく蔵えて朽ちず) 何百年を経ても朽ちはてない
常用無障(常に用いて障り無し) 常用しても障りがない

日曜日の朝にいつもと違う雰囲気を作りだしたり、休みの日のリラックスした空間を作るのにもこういった基準を使ってお香を選んでみるのもいいかもしれません。

おすすめのお香

今回はこの香十徳に沿って、今までに「感格鬼神」、「能除汚穢」、「清浄心身」、「能覚睡眠」を紹介してきました。今日は「静中成友」と「塵裏偸閑」をチョイスしてみました。

まず、【静中成友】です。この言葉に合うと思うお香は日本香堂の「かゆらぎ 沈香」です。洗練された深みのある伝統的な香木沈香の香りです。沈香と白檀は、香木の二大巨頭です。沈香は、特に貴重な存在なので白檀よりもずっと価値が高いものでした。沈香の香りの効果は、精神の鎮静作用と邪気祓いであり、夜お風呂から上がって静かな部屋で、このお香を焚いていると静けさの中に日ごろの疲れが消し去っていくように感じることができます。特にこのお香を焚いた翌日はすっきりと目覚められるような気が僕はします。

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次に【塵裏偸閑】です。この言葉に合うと思うお香は松栄堂の白川です。白檀の香りがふわりと広がり、すっきりとした残り香です。同じ白檀を用いた堀川よりも、すっきりしていて、優しい匂いがつかれた体を包みこんでくれるような感覚を与えてくれる匂いです。「白檀」はサンダルウッドとも言われており、インドでは「涼を呼ぶ木」と言われ、怒りや興奮、執着心などを解き放つ香りとして古くから寺院や薫香、瞑想に用いられています。誰にも邪魔されず、安らかな時間を過ごしたい時に香らせると、深みのある香りが緊張を解きほぐし、心を穏やかにして深いリラックスへと導いてくれます。そいう意味で「塵裏偸閑」という言葉がぴったりかなと思いました。

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他のイメージについてはまた次回に、お香もいろんな種類をそろえてその日の気分で選べるようになるととっても楽しいですね。